雨にちなんで、海老とそうめんの傘、お豆腐の下駄、蛙に見立てたそら豆です。
梅雨を愉しむお皿
◆傘
★材料 海老、そうめん、海苔、酒、塩、天ぷらの衣、揚げ油、竹の楊枝(竹串を切ったものでも良い)
1 海老はあまり大きくないものを用意し、殻と尾を取り除き、背に切り込みを入れて背わたを取ります。腹側に4~5箇所切り込みを入れて反対に折り、まっすぐにして酒、塩かく少々をふっておきます。
2 天ぷらの衣を用意しておきます。
3 半分の長さに切ったそうめんを並べ、水気を拭いて天ぷらの衣をつけた海老を乗せ、海老にそうめんを隙間無く巻いていきます(海老の形にそって頭側を少し末広がりに巻く)。
4 海苔を5mm幅程度の帯状に切り、尾側の先とあと2箇所に巻いてそれぞれ巻き終わりを天ぷらの衣を付けて留めます。
5 165度程度に熱した油に④をそっと入れ、そうめんが色づくまで揚げます。
6 竹の楊枝か竹串を切ったものを差込み、傘の柄にします。
◆下駄 ★材料 木綿豆腐、昆布、薄口醤油、みりん
1 木綿豆腐は縦3.5cm、横2.5cm、高さ2cm程度に切り(好みの大きさでよい)、鼻緒用の出し昆布適量といっしょに、ひたひたのだし汁と薄口醤油、みりん各少量で味を見ながら煮て、火を止めそのまま冷まします。
2 ①が冷めたら、昆布を2mm程度に細く切り、鼻緒に見立てて豆腐に差し込みます。(豆腐に見当をつけて爪楊枝などで穴を開けておくと差込易くなる)
◆蛙 ★材料 そら豆、塩、酒
1 そら豆はさやから出し、黒い線の部分に切れ目を入れておきます。
2 たっぷりの熱湯に塩、酒各少量を入れ①を1~2分茹でてざるに上げ、うちわで扇いで冷まし、黒い線の部分から皮をむきます。
●そら豆に爪楊枝など穴を開け、黒胡麻を詰めてかえるの目にしてもユニークに仕上がります。